杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。
7/26は、予約の方のみの診療とさせていただきます。宜しくお願いいたします。
さくら歯科
日付: 2017年7月25日 カテゴリ:お知らせ
東京都杉並区下井草2-40-13 海野ビル2F
西武新宿線「下井草駅」南口出口前 徒歩1分

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。
7/26は、予約の方のみの診療とさせていただきます。宜しくお願いいたします。
さくら歯科
日付: 2017年7月25日 カテゴリ:お知らせ
杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。
今回は、歯のホワイトニングについてご説明したいと思います。
歯のホワイトニングとは、皆様もご存知の通り、黄ばみや着色のある歯を、白くよみがえらせる歯科治療です。
自然と歯が黄ばんだり着色してしまうのは、色のついた食品を飲食したり、タバコのヤニなどが歯の表面についてしまうからです。これは、毎日キレイに歯磨きをしても取り切れない着色です。
特に、年齢を重ねると歯の黄ばみや着色が気になってきます。お子様の歯を見て下さい。真っ白で透明感のある歯ではありませんか?これが、歳月の経過と共に着色してしまいます。
そういえば、人の第一印象というのは数秒で決まってしまうのだという話を聞いた事があります。
しかも、そう判断するのは、半分以上が視覚からの情報なのだとか。その他に、声などの聴覚情報、言葉などの言語情報などにも左右されるそうですが、ほとんどが視覚情報とはちょっと驚きです。
そうなると、人は見た目で判断される事が多く、歯の白さも非常に重要なファクターだと考えています。そういう意味でも、歯科医院で行う歯のホワイトニングは、自信を取り戻したり、明るい気持ちになったり出来るポジティブな歯科治療だと思っています。
ホワイトニング効果のある歯磨きを使って歯磨きをしたり、歯のけしごむのようなものを使って白く出来る場合もあります。しかし、確実に綺麗にしたい場合は、歯科医院にて処置をしてもらうのがやはり良いと思います。
結婚式を控えている、同窓会前に綺麗にしたい、就職活動中なので印象を良くしたい、営業成績をあげるため印象を良くしたいなど、様々なケースでも歯のホワイトニングは有効です。
それでは、当院で行っている歯のホワイトニングをご説明いたします。
実は、歯のホワイトニングには3種類あります。ご自宅で行う『ホーム・ホワイトニング』、歯科医院にて行う『オフィス・ホワイトニング』、そして、ホームとオフィスの両方を行う『デュアル・ホワイトニング』です。
まずは、ホーム・ホワイトニングについてご説明いたします。
『ホーム・ホワイトニング』は、ご自宅にて、ご自分で行うホワイトニングです。
まずは、歯科医院にご来院いただき、現在の患者様の歯の色をチェックします。同時に、それぞれの患者様の歯型に合わせた専用のカスタム・トレー(マウスピース)を作製します。ここは、歯科医院にご来院いただかなければなりません。
カスタム・トレー(マウスピース)が完成したら、ジェルキットなども一緒にお持ち帰りいただきます。それらを使ってご自宅でホワイトニングを行っていただきます。1日に2時間程度、ホワイトニングのジェルをトレーに入れて、時間をかけて白くする方法です。
夜寝る前などに、ホーム・ホワイトニングを行う人が多いようです。手軽に行えるので、とても便利です。

白さをいつまでも保ちたい方には、繰り返し家で出来るホーム・ホワイトニングをおススメしています。ただし、欠点は時間をかけてゆっくり白くなるために、(ちゃんと白くなっているのに)ご自身で白くなった実感が少なくなってしまうことです。速攻性を求められる場合には、以下に説明するオフィス・ホワイトニングを選ばれるのが良いと思います。

次に、歯科医院にて行うオフィス・ホワイトニングについてご説明いたします。
オフィス・ホワイトニングは、歯科医院でホワイトニングを施術する方法です。
『30分で驚きの白さに!』(洗剤みたいなキャッチフレーズですね。笑)
だいたい、30分くらいの施術で白くなります。専用の機械を照射して白くします。
短い時間で白くしたい方にはおススメですが、人によって白さに差があるのが欠点です。また、白さの持続できる時間が短いです。
結婚式、パーティーなどでワンポイントで使用したり、次回、お話しするデュアルホワイトニングで使用したりするのが良いと個人的には思います。忙しいビジネスマンの方でも定期的に受けられるなら、おススメです。
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そして最後に、ホーム・ホワイトニングとオフィス・ホワイトニングの両方を併用して行う、デュアル・ホワイトニングについて説明します。デュアル・ホワイトニングは、ホーム・ホワイトニングとオフィス・ホワイトニングの良いところを合わせもった施術です。主な特徴は下記の通りです。
・最も短期間で処置を終えることができる。
・治療効果が現れやすい。
・色が比較的後戻りしにくい。
STEP1:ご相談
STEP2:お口の中の検査
STEP3:2~4週間のホーム・ホワイトニング中に、1〜2回のオフィス・ホワイトニングを行います。
欠点は、一時的に費用がかかることや、また知覚過敏が起きやすいことが上げられますが、その欠点を上回る効果があると思っています。
日付: 2017年7月21日 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信
杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。
今回のコラムは、様々ある『歯周病菌』について説明していきたいと思います。歯周病と聞くと、なんとなくのイメージで、歯や歯ぐきの病気なんだろうな、あまり自分には関係ないかな、と思われる方が非常に多いのでは無いでしょうか?
当然のごとく、歯周病というお口の病気は、初期段階ではほとんど無症状の病気です。悪化し、重篤化しないと、目に見えた症状は起こらないので、沈黙の病気とでもいいましょうか。
いずれにせよ、非常にやっかいなお口の病気だとご理解いただければと思います。それでは、歯周病について、是非知っておいていただきたい点を簡潔にまとめてお知らせしたいと思います。
世界で最も、患者さんが多い感染症とは何だと思いますか?
ズバリ、『歯周病』です。この事実は、実はギネスブックにも認定されているほどなのです。
そして、日本人の30歳以上(成人)の8割程度が、この病気にかかっています。このあたりは、歯科業界では有名な話ですが、一般の方々には、残念ながらあまり認知されていない事実です。
まずは、歯周病の進行について「おさらい」してみましょう。
歯周病は、下記のように症状により4段階に分けられます。右にいけばいくほど進行しているということです。もちろん、初期の段階の方が治療は簡単で、深刻化・重症化すればするほど、治療は複雑になります。

最初に述べたとおり、歯周病は感染症であると同時に、実は『生活習慣病』でもあります。皆さんの食生活を含めた生活習慣により起こる感染症ですので、皆さんの心がけ次第では、歯周病を起こさせない進行させないようにすることが可能です。ここは、とても大事な所なので覚えておいていただければと思います。
それでは、ここから本コラムの本題に入ります。
まずは、歯周病を感染症としての側面からお話をしてみたいと思います。
感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が身体に入り、引き起こされる病気をいいます。 すなわち歯周病菌がこの病気を引き起こしているということです。
まずは、悪玉歯周病菌の存在です。その名も「レッドコンプレックス」といわれる歯周病との関連性が最も高い3菌種です。
次の3菌種がレッドコンプレックスです。
・Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
・Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコラ)
・Tannerella forsythensis(タネレラ・フォーサイセンシス)
それぞれ、P.g菌、T.d菌、T.f菌と略されることが多いです。
このレッドコンプレックスと言われる悪玉歯周病菌のうち、まずはPorphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)について、もう少し詳しく説明します。
Porphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)いわばP.g菌は、慢性歯周炎の原因菌で、慢性歯周炎患者さんの歯周ポケットから、高頻度で検出されます。付着する能力が非常に強いため、バイオフィルムの形成に役立っているといえるでしょう。また、P.g菌の内毒素は、骨を溶かす作用があるだけではなく、口腔内で悪臭を放ちます。
歯周病の悪臭は、このP.g菌の内毒素が関与しているのです。
・慢性歯周炎の原因菌
・強力な付着力
・内毒素は悪臭を放つ
ちなみに、このP.g菌はグラム陰性細菌で、黒色集落形成菌に分類されます。最も悪い菌と現在は言われています。
次に、Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコラ)です。いわばT.d菌は、歯周病の病巣局所で増加が見られ、歯周組織の中や血管の中にまで侵入して増殖していきます。
そして、Tannerella forsythensis(タンネレラ・フォーサイセンシス)です。T.f菌は、慢性歯周炎の病巣局所見られる歯周病原生菌です。
紡錘状という特徴的な形態をしており、Fusobacteriu nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアータム)が周囲にいると、発育が促進されるという性質を持っています。また、P.g菌と同様、内毒素によって歯周組織に悪影響をもたらします。
(参考:みんなの歯学より改変)
繰り返しますが、感染症とは病原性の微生物が人の体内に侵入することで引き起こす疾患です。
医科では薬剤、サイトカイン、抗体を投与する方法が一般的です。歯科では、歯周病の治療に薬剤を投与する方法がとられます。(主に急性期:痛みがあるとき)
歯科では、歯周病の治療に低用量ドキシサイクリン投与法が効果的とされていますが、日本では保険適応ではありません。日本では日本歯周病学会が「歯周病患者における抗菌療法の指針 2010(リンク)」を出しており、どなたでもPDFファイルでご覧いただくことは可能です。
この資料では、
私もこれに賛成です。つまり、まず最初から抗菌療法(薬物投与)ありきではなく、予防メンテナンス中心で治療をすすめるという事です。
一方で、エビデンス、ガイドラインありきの治療は慎むべきと考えております。ガイドラインを知っている上で、どう扱うかがとても大切だと考えます。
私はかかりつけ歯科医院として、医学的に納得できる範囲内で、患者さんに寄り添った提案ができることが大事だと思っています。これからも少しでもいいと思う治療を価値観の共有できる方と分かち合っていきたいと思います。
日付: 2017年7月20日 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信 and tagged 歯周病, 歯周病菌
杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

第2回目のコミュニケーションのセミナーに出席してきました。今回も楽しい(?)セミナーでした。(あたまのフォーマットを書き換える感覚があり、楽しいですが疲れます。。)
今週末に3回目があります。!。宿題忘れてた。。頑張ります。。。
日付: 2017年7月19日 カテゴリ:ブログ
杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。今回の『さくら歯科通信』のテーマは「口臭について」です。口臭とは、実に身近なお悩みではありますが、意外に詳細は知られていない問題です。
「口臭」の最大の問題は、なかなかご自身では気が付かないという点です。
自分の口臭については気になりながらも、大丈夫・・と思っている方や、家族や友人に指摘されて悩んでいる方も多いと感じています。まず、口臭について原因から探っていきたいと思います。
なんとなく「口臭」が気になる、「自分の口臭は大丈夫だろうか?」などなど、他人にはなかなか相談できない「口臭」のお悩みは、歯科医院にご相談いただければと思います。
まずは、「口臭」の基本的な理解を深めてみることから始めましょう。
一般的に「口臭」というのは、呼吸時に吐く息の臭いの事であり、主に、口腔内にある細菌がタンパク質を分解した時に発生する臭いのことだと言われています。
そして、「口臭」の原因は主に以下のように4つあると言われています。
朝起きた時や空腹時、緊張した時などに唾液の分泌が減ってしまい起こる口臭。歯垢や舌の汚れなどが原因で起こったりする。
歯周病や虫歯、胃腸障害や呼吸器障害、糖尿病などの病気が原因で起こったりする。
ニンニクやニラを食べた時や、お酒・タバコなどの嗜好品などに起こる口臭で、ほとんどが時間の経過とともに減少する口臭。
ストレスや精神的に不安定な場合に多く見られる口臭。
いかがですか?意外に知らなかった事が多かったのでは無いでしょうか?「口臭」と一言で言っても、実に様々な要因があることがお分かりいただけたことかと思います。
その中でも、まず、朝起きた時の口臭は生理的口臭ですので、あまり気になさらないで結構です。あとは、外因的口臭も一時的なものなので問題ありません。逆に、それ意外の「病的口臭」「内因的口臭」などについては、様々な方向から医療的な診査・診断が必要となる場合がありますので、ご注意いただければと思います。
その中でも歯科医院にて解決できる問題を中心に解説していきたいと思います。
前述したとおり、口臭には大きく分けて4つの原因があります。そして、その原因のほとんどは、お口の中にあるという事がお分かりになったかと思います。
なんとなく、歯周病があると「口臭」を発生するということは知られているのですが、実はそれだけではありません。
歯周病に起因する「口臭」の他に、ムシ歯、合わない詰め物、かぶせもの、また舌についた細菌の固まり「舌苔:ぜったい」なども、「口臭」の原因と言われています。
例えば、前にも述べたとおり、唾液が少なくなると「口臭」が強くなります。起床直後、珍重した時、月経、妊娠中など、これらの状態の時には、多少なりとも唾液の減少が見られます。よって「生理的口臭」が起こるのです。これらについては、さほど心配したり、悩んだりする必要はありません。誰でも起こりうる一時的な「口臭」ですので大丈夫です。
しかし、それ以外の問題に起因する「口臭」は、積極的な対応が必要になります。
例えば、「舌苔:ぜったい」です。「舌苔:ぜったい」とは、その字のごとく、舌に苔がはえたような状態の事です。舌苔が起こる原因は、舌の上で、細胞のはがれ落ちたものおよび、食物のカスなどに細菌が繁殖した事によると言われています。通常、舌苔は一般的に白い色をしているものが多いのですが、タバコを吸う人やお口の中が汚れている場合などは、黄色や茶黄色になることがあります。ご自身の舌の色を良く見てみましょう。
そして、このような舌苔にならないような舌の清掃方法についてお知らせします。
それは、舌ブラシを使う方法がおススメです。
特に舌の後ろ側、2/3に舌苔が溜まりやすいので、前方に舌ブラシを書き出すようにして取り除きます。
1 1日1回が原則です。
2 朝の歯磨き前に歯磨き粉なしで行います。
3 できるだけ軽い力で清掃します。
4 数回清掃したら、流水で歯ブラシを洗浄します。
舌のお掃除をする時は、必ず舌専用ブラシをお使い下さい。通常の歯ブラシで舌を強くこすると、舌に傷がつくことがあります。繊細な舌の細胞に傷がつくと、様々なトラブルを起こしますので、本当に気をつけてください。舌専用ブラシを使う場合でも、あまり強く刺激するのは避けましょう。
口臭予防は、お口のエチケットの第一歩です。それには、舌のお掃除のみならず、歯や歯茎の治療が重要です。
虫歯治療、歯周病治療、詰め物・被せ物の治療も並行して行う必要がありますので、「口臭」が気になる方は、早めにご相談ください。
実は欧米では、キスやハグの文化もあってか、昔から「口臭」に対して注意を払う人が多く、ケアを心がけているのだそうです。日本では、顔を近づけるとか、気軽にキスをするという習慣がないせいか、口臭に対する気遣いが不足している方が多いようです。
人間の嗅覚は敏感でありながら、大変なれやすいものでもあります。住み慣れた自分の臭いは自分では感じませんが、初めて訪れる家には臭いを感じることと一緒です。
歯周病、むし歯、舌苔等の原因になるものを歯科医院で治し、自分でもケアをすることが大切だと思います。
「口臭」は、なかなか他人に相談しにくい問題です。抱え込まずに、気軽に歯科医院においでください。
日付: 2017年7月14日 カテゴリ:さくら歯科通信 and tagged 口臭, 舌苔