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【救命救急について】より安心・安全な歯科治療

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

今回の相棒(?)です。

上級救命講習を受講してきました。

鶴見大の佐藤慶太(さとう・けいた)教授の調査によると、歯科医療に関連して起きた死亡事案は2002年からの約10年間に少なくとも33例あったことが確認(http://blog.goo.ne.jp/urara-30/e/5a1a33f5c591b9797533e50a1c0efba9)されたとのことです。この数が多いか少ないかは別として、歯科医療でも残念ながら死亡してしまう事例があると言えます。高齢化社会を迎えた日本では全身疾患をもつ方も増えています。今後はもっと注意して診療にあたる必要がありますし、来院者の方にも過度に過敏にならなくても結構ですが、ご自身の全身状態を把握すること、歯科医師に治療の可否の判断はゆだねること、をお勧めします。

そこで、さくら歯科でもAED等を導入して、より安心・安全な診療環境を提供していきたいと考えています。その一環として、先日、上級救命講習を受講してきました。朝9時から、夕方の5時まで8時間の講習会です。朝早くから、なんと33名の受講生が集まりました。伺うとお店で働く方々が殆んどでした。AEDが普及してきていること、オリンピックがあるために注目が上がってきていると講師の先生が説明していらっしゃいました。

講義は実践に即したもので、講義と実習がセットになっています。心肺蘇生(成人)、AEDの使用方法、窒息の手当、止血の方法、小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法を教えていただきました。内容も救命に関することですし、場所も消防署での講習ということもあってか、張りつめた緊張感の中で講習がすすんでいきました。

上の写真は、一日付き合ってくれた相棒のマネキンです。胸骨圧迫(心臓マッサージ)などは、練習を実際の人で行うことが出来ません。マネキンは文句も言わず(?)に練習に付き合ってくれました。おかげで、講師の先生にも褒めていただけました。いくつになっても、褒めていたいただけると嬉しいものですね。おっと、話が脱線してしまいましたが、胸骨圧迫は複数人ができる状況なら、1~2分で交代するくらい激しいものです。講師の方は「100メートル先にAEDがあっても取りにいかないこと。消防隊員でもそんなことはしない。そのくらい大変なことなんだ。」とおっしゃっていたのが印象的でした。2分程度の実習を数回したのですが、1回ずつ汗ばむほどでした。

上級救命技能認定証を頂きましたが、ペーパーテストと実技のテストがありました。こっちは、いくつになっても嫌なものですね(笑)。実技のテストで「傷病者の頭の上に置いてください。」と言うところを「患者さんの・・・」と言ってしまいました。お昼に歯を磨いていたのは私だけということもあり、歯科医師ということがバレてしまいました。さすがに、恥ずかしいのでメンバーの皆には内緒でお願いします。。。

 

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〖お口から全身へ〗歯周病と糖尿病の関連について

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

にしだわたる糖尿病内科院長の西田 亙先生は「内科医から伝えたい 歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと」を執筆なさっており、東京での講演があると伺い、参加して参りました。

2016年に日本糖尿病学会では、糖尿病治療に歯周病治療の有効性を認め、推奨しています。糖尿病の指標であるHbA1cが歯周基本治療で0.38~0.66%低下することが世界で報告されており、それをうけての推奨だそうです。(糖尿病診療ガイドライン第13章歯周病と糖尿病より)

(ちなみに、歯周病治療でHbA1cが0.4%程度下がると経口血糖降下薬で1錠に匹敵するそうです。当院の来院者の方もHbA1cが「1」%下がって、担当した歯科衛生士にお礼の言葉をいただいたことがあります。来院者のお身体の健康にまで寄与できたことを担当した歯科衛生士も大変喜んでおりました。)

では、なぜ歯周治療が糖尿病治療にも効果があるのでしょうか?

歯周病はばい菌の感染で起こるとされています。この感染で身体を守ろうとする細胞(免疫細胞)から信号(サイトカイン)が出されます。この信号は身体を守ろうとする細胞を増やしたり、感染部分に細胞を集めたり、などをして炎症を引き起こします。しかし、炎症は身体を守ってくれる半面、身体を傷つけてしまうのです。

また、歯周病は歯周炎とも呼ばれています。昔でいう歯槽膿漏は慢性(辺縁性)歯周病(炎)と言い、歯茎に炎症が起こっている状態で信号をだします。この信号が全身の血流にのって血糖値を下げる働きをもつインスリンの効きを悪くして、血糖値を上昇させます。つまり、歯周病による炎症物質は血流にのって糖尿病を悪化させるのです。

(歯茎が赤いのは、血液の影響です。歯茎を押すと白くなるのは血液が流れにくくなるからです。(歯を磨いて血がでるのは、歯茎からの出血が原因です。)お時間がある方は鏡を用意して、やってみてください。・・・ほら、白くなったでしょう?)

歯周病は糖尿病ばかりではなく、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、早産、低体重児出産、関節炎、腎炎との関係も疑われています。

今、歯科界では医科とのコラボが進んでいます。摂食嚥下、誤嚥性肺炎、周術期医療、睡眠時無呼吸症候群・・・全身の一分野を担う歯科ですが、今までは医科とは切り離して考えられてきた部分もかなりあると思います。歯科しかできないことばかりでなく、「歯科と医科が連携をとること」が皆さんの健康を守り育てることにつながっていきますし、さくら歯科ではそのお手伝いを積極的に担っていきたいと考えています。

 

 

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【欠損補綴治療】インプラント、義歯、ブリッジの選択


杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

前回の『さくら歯科通信』では、当院のインプラント治療の特徴についてご説明いたしました。

今回の『さくら歯科通信』では、歯が抜けた場合に、インプラント治療などの他に、どんな治療の選択肢があるのか?についてご説明したいと思います。歯が抜けた=インプラント治療 という訳ではありません。

様々な条件や、患者さんのご希望をお伺いした上で、最良の治療をご提供するのが、当院であるさくら歯科の欠損補綴治療です。

 

どうなりたいなぁと思いますか?

まず最初に、『欠損補綴治療』について簡単にご説明いたします。欠損補綴治療とは、歯が抜け落ちてしまった後の様々な歯科治療の事です。

昔は、歯が抜けた後には、義歯(入れ歯)とブリッジしかありませんでした。しかし、人工歯根を埋めて、その上から白い歯を被せる治療であるインプラント治療が世にでてからは、歯が抜け落ちたあとの治療は、義歯(入れ歯)・ブリッジ・インプラント治療の3つを選択できるようになりました。

これら3つが、主な『欠損補綴治療』と言います。

そして、これらの3つの治療は、それぞれメリットとデメリットがございます。つまり、それぞれ、良い面と悪い面があるので、患者さんのご希望により、使い分けています。

そのため、当院では、まずは患者さんのご希望を丁寧にお伺いすることから始めるのが基本です。

あなたはどんな希望がありますか?下記のチェック項目に沿って、チェックしてみてください。

治療に対する希望

□自分の歯を長持ちさせたい。
□歯を削りたくない
□しっかり噛みたい
□見た目が気になる
□違和感を気にする
□話しやすさを重視したい
□外科処置に不安はないか
□取り外せる歯(入れ歯)でいいのか

現実的な問題

□費用はどれくらいかけられるか
□治療期間はどれくらいが良いか
□外科処理ができるか
□歯周病は無いか
□きちんと歯磨きができるか
□噛合せに問題は無いか

 

このような具合で、患者さんのご希望に、現実的な問題をかけ合わせて、最も最適な治療プランをご提示いたします。もちろん、患者さんのご希望を優先いたしますが、現実的な問題で、将来を見据えた時に、おすすめしたい治療については、きちんとご説明して強調させていただきます。

インプラント治療の特徴

まず、インプラント治療のメリット・デメリットについてご説明いたします。

良い点

・すれ違い咬合の改善
・噛む力が強すぎて、歯を壊す方に良い
・見た目、装着感がよい
・噛み心地が良い
・隣の歯を削らない
・入れ歯と併用すると良好な結果を得ることもある

インプラント治療は、他の歯を守ることができる場合に特におススメしています。

悪い点

・治療期間が長くなる(3ヶ月~)
・外科的な治療が必要
・保険適応外(1歯:30数万円~)
・適応が限られる
・治療後に矯正は難しくなる
・強い歯ぎしりをする方には向かない

ブリッジ治療の特徴

良い点

・見た目、装着感がよい
・しっかり噛める
・保険内での治療も可
・前歯では、インプラントより見た目が良い結果を得られやすい
・治療回数が、あまりかからない

悪い点

・歯のない部分の隣の歯を削る
・お手入れに手間がかかる
・歯に負担がかかり、寿命が短くなりやすい(10年で交換が必要になるという報告があります。)

入れ歯(義歯)の特徴

良い点

・バネで支えるので、歯をほとんど削らない
・お手入れが比較的容易
・保険内での治療も可(3千円~)
・抜いた直後に装着できるものがある
・様々な入れ歯がある(保険外)
{見た目、噛み心地の良いもの、インプラントと併用して外れないもの等}

悪い点

・見えるところにバネがかかる場合がある
・装着感、噛み心地が悪い
・話にくい場合がある
・食べ物が挟まりやすい
・調整が必要

最後に

欠損補綴治療は、あくまでも歯が抜けてしまった後の治療の選択肢です。

歯科医師としては、このように歯が抜け落ちないような予防的観点から、患者さんの歯をお守りしたいと考えております。それが歯科治療の基本です。

しかし、様々な事情で、止む無く歯が抜け落ちてしまった場合でも、患者さんのご希望と現実的な問題を十分加味して、最大限のご提案をさせていただきたいと思います。

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【インプラント治療】歯がない=即、インプラント治療ではありません


杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

今回の『さくら歯科通信』では、当院のインプラント治療についてご説明いたします。

インプラント治療という言葉が認知されるようになってからというもの、患者さんから、よく『インプラント治療』について聞かれるようになりました。

インプラント治療は外科治療なので、“手術が痛いのではないか?”、“ちょっと手術が怖い”など、インプラント治療に関する不安や疑問は様々ですが、その度毎に丁寧にご説明させていただくことにしています。

それでは、当院のインプラント治療について簡単にご説明いたしますので、最後までお読みいただければ嬉しく思います。

 

当院のインプラント治療の特徴

当院では、歯が抜けてしまった方への治療の選択肢の一つとして、インプラント治療を行っています。当院のインプラント治療については、下記のページで詳しく説明しておりますので、ぜひご参照ください。

 

この記事では、もう少し要点をかいつまんで説明したいと思います。

当院のインプラント治療は、できるだけ安全・安心に治療を進めるために、下記の点にこだわっています。

特徴

●徹底した滅菌と消毒
●CTによる適切な診査・診断
●術前のCTシミュレーション
●ガイドサージェリー
●安心の保障システム
●静脈内鎮静法
●インプラントメーカーへのこだわり
●高いコストパフォーマンス

 

インプラント治療は、皆様の御存知の通り、外科手術が必要な治療です。歯の抜け落ちた部分に、人工のチタン製の人工歯根を埋め込む手術を行い、その上に白い歯の被せ物を被せます。

この外科手術は、短時間で終わるものですが、『手術』と聞くと、患者さんはとても不安に感じるものです。

当院では、徹底した滅菌と消毒により、感染するリスクを低減するのはもちろんのこと、CT撮影を必ず取り入れ、手術前にシミュレーション(およびガイドサージェリー)をすることで安全な手術になるよう努めています。

また、チタン製の人工歯根ですが、実績のあるインプラントメーカーにこだわって使用しています。

手術中は、不安を和らげる意味もある、静脈内鎮静法という麻酔法も取り入れています。点滴により、半覚醒の状態で手術を行いますので、寝ている間に終わってしまいます。

それでも、不安を感じられる方もいらっしゃいますので、その場合には、不安ができるだけ無くなるよう、丁寧にご説明させていただいておりますのでご安心ください。

インプラント治療を選択するにあたり

また、インプラント治療を決定する場合の選択肢についてご説明したいと思います。

とかく、歯が無くなったから、インプラント治療しかないのか?と思われてしまいがちです。

しかし、そんな事はありません。

当院では、まずは、患者さんのご希望をお伺いすることから始めます。最終的に、どのようなお口の中にしたいのか?ご本人のご希望をお伺いするのです。

そして、それらを踏まえた上で、今回の治療にかけられる予算など、金銭面もお伺いいたします。

また、実際のお口の状態もきちんと見極め無ければなりません。抜け落ちた歯のみならず、その他の隣接している歯の状態やその他の歯の状態も見極めないと、より良い治療の提案はできません。

また、抜歯せざるを得ない状態の歯があれば、本当に歯を残せないのかも検討します。なんでもかんでも抜歯をして、インプラント治療にしましょう!とは言いません。患者さんの要望(主観的情報)、お口の状態(客観的情報)、そして想定される余後などを、多角的考えてから、幾つかの選択肢をご提示いたしますのでご安心ください。

また、お口の問題は歯や歯ぐきなどの局所的な問題だけではありません。

患者さんの日々の生活環境や食生活・嗜好品などの状況も見定めなければなりません。

今回、しっかりと歯の治療を行ったとしても、治療後に、また歯にダメージを与える生活に戻ってしまっては意味がないからです。お口の事のみならず、全身の状態も踏まえてご提案いたします。

最後に、安心して治療を受けていただくために

それでは、最後に、当院のインプラント治療を、より安心して受けていただくためのポイントを下記にご説明いたします。

①静脈内鎮静法

当院では、痛みや不安を強く感じる方には、静脈内鎮静法を併用してインプラント手術を行います。お気軽にお申し出ください。静脈内鎮静法を用いた場合には、お車でのご来院は避けていただきます。

②保証について

当院では、インプラント体には10年間、上部構造には3年間の保証をつけています。こちらの保証の対象となるのは、半年に一度の定期検診を受けていただくことが条件となります。

③インプラントメーカー

当院で用いているインプラントメーカーは、世界の3大メーカーの一つ、ノーベル・バイオケア・ジャパン社のインプラントを使用しています。(また、条件に応じては、日本製のKENTEC社製のインプラントもお選びいただけます。)

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お盆のお休みについて

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

8月のお盆休みですが、8月10日(木)から8月13日(日)までがお休みです。

8月14日(月)から通常通り9時から診療を開始いたします。宜しくお願いいたします。

さくら歯科

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