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舌がピリピリして困っていることはありませんか?

2020.05.08 カテゴリ:さくら歯科通信

舌に起きる原因不明のヒリヒリやピリピリ感、それを舌痛症といいます。舌が痛む原因には、傷・口内炎・カンジダ・ドライマウス等様々あります。それらの可能性をすべて調べても特定の病気が見つからない場合に「舌痛症」と診断されます。

舌痛症の特徴


・中高年の女性に多い
・朝よりも夕方から夜にかけて痛みが強くなる傾向
・就寝中に痛みはない
・食事中に悪化しない
・時間帯、日によって痛みの場所や程度が変動
・鎮痛剤が効かない

舌痛症の原因は現在の研究では不明といか言えません。しかしながら、心理検査を受けていただくと「心配性」「病気に対する不安が強い」「過去に強いストレスを受けた」「不安やうつ症状がある」という方が多いのも特徴です。
口の中の感覚は髪の毛1本でも感じ取れるほど繊細で、全身の中でも特に刺激に敏感な器官です。そのため、心配事が増えると胃が痛むと同じように、心の痛みや疲れを口や舌が感じ取ることは不思議ではないように思えます。

舌痛症の痛み改善への
アドバイス

どんな時に痛みが減るか観察する

痛みを客観的にとらえることがご自身の辛さを客観視することにつながり、痛みの不安から距離を置くきっかけになります。それが改善へ向かう第一歩になります。

日中の食いしばりを発見してやめる

食いしばると舌が緊張し、歯に押し付けられることによって痛みが増しやすくなります。集中しているとき等歯と歯を離すようにこころがけましょう。

お薬の服用も効果的

舌痛症の患者さんには痛みを抑える脳内ホルモンの働きの低下がみられることが多いです。これらの改善を促すのが抗うつ薬・抗てんかん薬です。しかし、こうした薬の舌痛症への使用は適応外なるため、慢性痛を専門にしている病院へ相談が必要です。漢方薬が有効だという報告もあります。

お薬+カウンセリング+
生活改善

お薬の服用は舌痛症の痛みの抑制に効果的ですが、お薬をやめても痛みの再発が起こらないことも重要です。そこで、刺激物を避ける食生活、睡眠時間の確保、痛みの変化の観察等医療面接で受けた生活指導を生かし、痛みの和らぐ時間を少しづつ増やしていきましょう。

出典:nio2020年3月号