さくら歯科通信

2018

9/23

【保険の改定について思う事】医科歯科連携 周術期口腔機能管理 


 

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

2018年は4年に一度の診療報酬大改訂(保険制度の大幅な見直し)がありました。そろそろ半年が過ぎようとしています。そこで、当院での取り組みを振り返りたいと思いこの記事を作成しました。

stevepb / Pixabay

2018年の診療報酬の改定では、歯科では、3つの大きな柱があげられました。
1. 地域包括ケアシステムの構築の推進
(1) 医科歯科連携
• 周術期口腔機能管理
 • 医科歯科間の診療情報共有
(2)病院併設歯科の評価
(3)かかりつけ歯科医機能の評価
2.歯科外来診療における院内感染対策
3.口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応等
です。

耳慣れない言葉が並んでいますが、皆様の取り巻く環境が大きく変化していくのに合わせて歯科界も大きな変革の必要に迫られていることを感じています。むし歯、歯周病の治療、予防するだけでなく、口腔機能(食べる、話す、呼吸する)の専門家として歯科も活躍を求められています。

当院で現在行っている取り組みについて簡単に触れていきたいと思います。今後は、より地域社会に求められる歯科医院になるように頑張ります!

1医科歯科連携
当院でも、睡眠時無呼吸症、
・周術期口腔機能管理
周術期の口腔機能管理で術後の感染症や肺炎の予防を視野に入れた改定が行われています。これまでがんを中心とした一部の疾患の患者さんが対象となっていましたが、歯科疾患を有する患者や口腔衛生状態不良の患者における口腔内細菌による合併症(手術部位感染、病巣感染)、手術の外科的侵襲や薬剤投与等による免疫力低下により生じる病巣感染、人工呼吸管理時の気管内挿管による誤嚥性肺炎等の術後合併症の予防、脳卒中により生じた摂食機能障害による誤嚥性肺炎や術後の栄養障害に関連する感染症等の予防に対象範囲が拡大されました。(SUNSTAR ホームページより)

当院でも、先日、気管内挿管時に前歯を保護する口腔内装置を作製いたしました。
荻窪病院に伺ったところ、かかりつけ歯科医院で作製してくださったのは、当院がはじめてとのことでした。もっと、医科歯科連携をすすめていきたいと思います。他にも口腔内の清掃、抜歯、むし歯、味覚異常、口渇、口内炎、顎骨壊死、歯周病、セルフケアの状態、義歯の作製、調整等様々なお口の中のお悩みに対応いたします。

• 医科歯科間の診療情報共有
全身的な疾患を有する患者に対する歯科医療の充実にされる観点から、対象疾患の追加と見直しがありました。
これで、対象となる疾患は、糖尿病の患者、骨吸収抑制薬投与中の患者、 感染性心内膜炎のハイリスク患者、関節リウマチの患者、 血液凝固阻止剤投与中の患者、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全、脳血管障害、喘息、 慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症 副腎皮質機能不全、てんかん。慢性腎臓病(腎代替療法を行う患者に 限る。)の患者、人工呼吸器を装着している患者又は在宅酸素療法を 行っている患者になりました。(平成30年度診療報酬改定の概要 歯科 厚生労働省保険局医療課 参考)
 以前から医科と連携をとるようにしていましたが、益々、連携がとりやすくなる改定となり喜んでいます。

次回は、当院で行っている。安心、安全な医療について触れてみたいと思います。]