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歯磨き粉って
どう選べばいいの?

2021.11.22 カテゴリ:お知らせ, さくら歯科通信

種類が多くて悩む
歯磨き粉

毎日の習慣である歯磨きに用いる歯ブラシや歯磨き粉。皆様はどのような基準で選んでいますか?
薬局で購入できるものでも、その種類はたくさんあります。店頭で目に付いた商品や、CMで宣伝されているものをなんとなく使用されている方は多いのではないでしょうか。
今回は、歯磨きに使うケア用品の中から、歯磨き粉にスポットを当ててみます。

歯磨き粉の選び方

フッ素入り歯磨き粉

虫歯予防の効果

歯磨き粉の中には、虫歯を予防する効果を持つ「フッ素」という成分が含まれています。
言葉自体は耳にするけれど、実際どれくらい効果があるのか、疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。海外では、濃度が1000〜1500ppm以上になると、虫歯になる歯面数が約20%減るという研究結果が出ているそうです。
皆さんがいまお使いの歯磨き粉はいかがでしょうか?
フッ素の濃度が1000ppmを下回る商品には、濃度の表示義務がありません。
もし現在使っている歯磨き粉に濃度の表示が無ければ、フッ素を1000ppm以上含む歯磨き粉に変えることで、虫歯予防の効果が上がるかもしれません。

歯磨き粉選びのススメ

歯磨き粉には他に、ホワイトニング効果があるものや、歯周病予防に効果があるものなど、プラスアルファの特徴を持つものがほとんどです。
皆さまが感じているお口のトラブルに合わせた効能を持つ歯磨き粉のうち、フッ素濃度が高いものに注目すれば、多くある品物の中で選択肢が絞られてくるのではないでしょうか。
その他、毎日使用するものなので、香りやパッケージが好みのものを選ばれるのも良いと思います。

そうはいっても迷ってしまう、という方もいらっしゃると思います。
そんな時は歯科で相談をしてみてください。お口の中のお困りごとに合わせて、
歯科衛生士が適切な歯磨き粉をおすすめいたします。

終わりに

歯科で扱っている歯磨き粉は、フッ素濃度が高いものがほとんどですが、薬局やネットで購入ができないわけではありません。
ただどこでも購入が可能なわけではないので、歯科で提案された商品に気になるものがあれば、一度試してみることをおすすめしています。
それに合わせ、一度に使用する歯磨き粉の適切な量や、ブラッシングの正しいやり方など、お口の中を拝見した上でお話しいたします。

参考 nico 2021.7 歯科からはじめる ザ・認知症予防 「教えて!歯医者さんQ&A」
QUINTESSENCE RUBLISHING