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アーカイブ: 9月 2018

【親知らずが痛い】原因と対応方法

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

体調が悪くなると痛みを繰り返したり、急に痛みが出てきたり、やっかいな親知らずのトラブルで痛みを取り上げてみました。
参考にしてください。

親知らずが痛い場合の原因ですが、

1.親知らずが歯茎を押し破る時の痛み。
2.親知らずが生えてきた歯と歯茎の周りに感染している。
3.親知らずがむし歯になっていたい。
4.生えてきた親知らずが、反対側の歯茎、頬を噛む。
5.親知らずと隣の歯との間に食べ物が詰まっていたい。

が大きく上げられます。一つ一つを詳しくご説明していきます。

1.親知らずが歯茎を押し破る時の痛み。
親知らずが生えてくるとき、歯茎が裂けるように生えてきます。痛みとしては、何となく痛いことがある。というのが多いと感じています。かみ合わせによっては、このまま様子をみてもよい場合もありますが、抜歯をお勧めすることもあります。歯茎を切り取る処置(歯肉弁切除)をして生えやすく、周囲を磨きやすくする場合もあります。

2.親知らずが生えてきた歯と歯茎の周りに感染している。
痛いとしては強い痛みがある場合もありますが痛くて、痛くて眠れない・。という痛みは少ないと思います。以前に、体調がわすぐれない時、腫れた、痛んだを繰り返していることが多いです。原因は細菌感染です。細菌を減らす治療(洗い流す、消毒薬を使う、抗生剤を使用する)が有効です。何もしなくても痛いときには、外科的な処置を避けることも場合によっては必要です。

3.親知らずがむし歯になっていたい。
痛みとしては冷たいもの、温かいものにしみるから眠れないぐらい痛いまで幅があります。痛い時は痛み止めを飲んでも効きません。治療方法は、薬を詰める、神経をとる、抜歯をする、痛み止めを飲む、のいずれかになります。手前の歯がむし歯になって痛みを訴える場合もあります。

4.生えてきた親知らずが、反対側の歯茎、頬を噛む。
咬むと痛い、咬めないという方がほとんどですが、まれに眠れないという方もいらっしゃいます。方法は、痛む反対側を抜歯する、親知らずを上下とも抜歯する。咬んであたらないように歯を削って調整する。ほとんど適応ではないのですが、あたっている歯茎を切り取るという方法があります。

5.親知らずと隣の歯との間に食べ物が詰まっていたい。
食事の度に痛くなるのが特徴です。手前の歯との微妙な隙間に入り込み、咬み合わせる歯がそれを押し込んで、歯茎に炎症を起こします。痛いのは痛いけど我慢できないくらいになることは、ほとんどありません。
清潔にたもって様子をみるか、抜歯が有効です。

最後に、ご家庭でできる対応策は、
・冷やす:歯茎が炎症を起こしている場合、その腫れが顔にまで広がっている場合に有効です。
・痛み止めを飲む:歯痛に効果のある痛み止めを飲む。アレルギーにご注意ください。また、歯科医院では何が原因か分からなくなってしまうので、我慢できるのであれば、歯科医院に行く6,7時間前から飲まない方がいいと思います。(無理はなさらないでください。)
・やわらかいものを食べる。刺激物は控える:歯茎、頬を咬んで傷がついている場合は有効です。
・清潔にたもつ:うがいはしてください。

なるべく早く歯科医院で診察を受けてください。

青梅市東青梅駅7分 近藤歯科医院|無痛・丁寧・誠実な歯医者

日付:  カテゴリ:さくら歯科通信, ブログ

【保険の改定について思う事】医科歯科連携 周術期口腔機能管理 

杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

2018年は4年に一度の診療報酬大改訂(保険制度の大幅な見直し)がありました。そろそろ半年が過ぎようとしています。そこで、当院での取り組みを振り返りたいと思いこの記事を作成しました。

stevepb / Pixabay

2018年の診療報酬の改定では、歯科では、3つの大きな柱があげられました。
1. 地域包括ケアシステムの構築の推進
(1) 医科歯科連携
• 周術期口腔機能管理
 • 医科歯科間の診療情報共有
(2)病院併設歯科の評価
(3)かかりつけ歯科医機能の評価
2.歯科外来診療における院内感染対策
3.口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応等
です。

耳慣れない言葉が並んでいますが、皆様の取り巻く環境が大きく変化していくのに合わせて歯科界も大きな変革の必要に迫られていることを感じています。むし歯、歯周病の治療、予防するだけでなく、口腔機能(食べる、話す、呼吸する)の専門家として歯科も活躍を求められています。

当院で現在行っている取り組みについて簡単に触れていきたいと思います。今後は、より地域社会に求められる歯科医院になるように頑張ります!

1医科歯科連携
当院でも、睡眠時無呼吸症、
・周術期口腔機能管理
周術期の口腔機能管理で術後の感染症や肺炎の予防を視野に入れた改定が行われています。これまでがんを中心とした一部の疾患の患者さんが対象となっていましたが、歯科疾患を有する患者や口腔衛生状態不良の患者における口腔内細菌による合併症(手術部位感染、病巣感染)、手術の外科的侵襲や薬剤投与等による免疫力低下により生じる病巣感染、人工呼吸管理時の気管内挿管による誤嚥性肺炎等の術後合併症の予防、脳卒中により生じた摂食機能障害による誤嚥性肺炎や術後の栄養障害に関連する感染症等の予防に対象範囲が拡大されました。(SUNSTAR ホームページより)

当院でも、先日、気管内挿管時に前歯を保護する口腔内装置を作製いたしました。
荻窪病院に伺ったところ、かかりつけ歯科医院で作製してくださったのは、当院がはじめてとのことでした。もっと、医科歯科連携をすすめていきたいと思います。他にも口腔内の清掃、抜歯、むし歯、味覚異常、口渇、口内炎、顎骨壊死、歯周病、セルフケアの状態、義歯の作製、調整等様々なお口の中のお悩みに対応いたします。

• 医科歯科間の診療情報共有
全身的な疾患を有する患者に対する歯科医療の充実にされる観点から、対象疾患の追加と見直しがありました。
これで、対象となる疾患は、糖尿病の患者、骨吸収抑制薬投与中の患者、 感染性心内膜炎のハイリスク患者、関節リウマチの患者、 血液凝固阻止剤投与中の患者、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全、脳血管障害、喘息、 慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症 副腎皮質機能不全、てんかん。慢性腎臓病(腎代替療法を行う患者に 限る。)の患者、人工呼吸器を装着している患者又は在宅酸素療法を 行っている患者になりました。(平成30年度診療報酬改定の概要 歯科 厚生労働省保険局医療課 参考)
 以前から医科と連携をとるようにしていましたが、益々、連携がとりやすくなる改定となり喜んでいます。

次回は、当院で行っている。安心、安全な医療について触れてみたいと思います。]

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