さくら歯科通信

2017

8/01

【親知らず】親知らずの治療・相談について


 

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杉並区下井草の顕微鏡歯科・予防歯科・未来型歯科:さくら歯科の吉村です。

今回は、『親知らず』についてコラムに書いていきたいと思います。
『親知らず』という言葉は、とても有名ですよね。誰もが一度ならぬ、二度三度と耳にした事があるでしょう。

特に、「親知らずで歯が腫れた」という話を聞きませんか?いったい、『親知らず』とは何なのか?についてご説明していきたいと思います。

親知らずとは?

それでは、『親知らず(おやしらず)』とは何を指すのかをご説明いたします。

『親知らず』とは、大臼歯(大人の奥歯)の中でも、一番後ろに位置する歯です。一番奥にある歯であるということです。

『親知らず』の正式名称は❝第三大臼歯”。別名、智歯(ちし)とも呼ばれます。

では、何故『親知らず』と呼ばれるかについてご説明しましょう。

親知らずは永久歯(大人の歯)の中で一番最後に発育します。通常は、だいたい15歳前後で永久歯が生え揃うのですが、親知らずは10代後半〜20代前半にかけて生えてくる歯なのです。このことから、『親に知られずに生えてくる歯』という意味合いがあるため、『親知らず』と言われるようになったのだそうです。

そこで、『親知らず』の何が問題になるのかについて触れていきます。

親知らずが問題になる理由

では、なぜ『親知らず』が問題になるかについてご説明します。

『親知らず』は、正しく生えずに、歯肉に部分的に被ったまま生えてきてしまう場合があるのです。そうなると歯肉の炎症を起こしやすくなり、歯周炎を引き起こしてしまいます。(智歯周囲炎)

この歯周炎が、とてもやっかいです。

これらの炎症が治まればいいのですが、どんどん広がってしまう場合があるのです。そうなると、お口が腫れてしまいます。これが、『親知らずでお口が腫れた』という状態です。腫れがひどいと、口が開きにくくなってしまう場合があり、お薬のコントロールが効かない、何度も何度も炎症をくり返えすというケースの場合は、『親知らずの抜歯』となる可能性が高いです。

このため、『親知らず』と言えば『抜歯』というイメージが強いのではないでしょうか?

しかも『抜歯』となった場合でも、非常にセンシティブな問題があります。
ただしく生えている親知らずの抜歯は、比較的簡単ですが、あごの骨の中に埋まっていたり、歯の根っこの形が複雑な親知らずは、歯肉の切開が必要になったりします。場合によっては、骨や歯を削ったりする必要が出たりします。『親知らずの抜歯』はそれほど簡単な処置ではありません。

よって、患者さんの個々のケースを、的確に診断しつつも、全身状態を見ながら治療を進めて行く必要があります。

それでは、親知らずの抜歯をおすすめするケースについて下記にご説明します。

抜歯をおすすめするケース

1 歯ブラシが届かずに親不知と手前の歯の両方がむし歯になっている場合
2 親不知が歯並びを乱したり、隣の歯を圧迫している場合
3 親不知が斜めや横に生えている場合
4 歯茎がかぶっていて、腫れ、痛みを繰返す場合

咬み合わせに問題がなく、しっかり磨ける歯なら残しておいて構わないです。実際、私も1本残っています。